秋葉原に部品の買い出しに行く用事があったため、秋葉原と上野で写真修行をしました。
師匠(れいてんさん @Reitensan )は今月末からこの界隈に住むそうです。
今回は露出、画角、構図、マニュアルフォーカス、構え/立ちと盛りだくさんでした。
露出は絞り値・露光時間・フィルム感度で決まります。
◯絞り値(F値)
焦点距離fをレンズの有効口径Φで割ったもので
F=f/Φである。
F2.8もしくはf/2.8などと表記する。有効口径は絞りによって小さくすることができる。今回用いたレンズは絞りを解放にした状態だとF2.8である。焦点距離が40mmであるから、有効口径は14mmとなる。実際にレンズの露出部分を測ると、少し大きめの20mm程度であり、外周3mmほど余裕を残した設計であることがわかる。
レンズの有効面積は有効口径の2乗に比例するため、F値の逆2乗とレンズの明るさが比例する。F値が小さいレンズ(つまり口径が大きいレンズ)ほど沢山の光を集めることが出来て明るい写真をとることができる。
2乗で比例するため、F値は√2の等比級数で
1, 1.4, 2.0, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22, 32
と1段ずつ増えていきます、これを更に等比的に分割した1/2段、1/3段の単位で用いられます。
また、このF値が小さいほど被写体深度も小さくなる。つまり、奥行き方向のボケが決まります。(被写体深度を求める計算はWikipedia等に掲載されています。気になる方は是非。)
◯露光時間
露光時間は名前の通り、シャッターを開いて光に露出している時間のことです。受光する光子の総量(つまり明るさ)は時間に比例します。
2″(秒)から1/8000(秒)の間で設定することが多いです。さらに星を撮る長時間露光などでは数時間単位で露光することもあるそうです。
◯フィルム感度
ISO規格で決まっているフィルムの感度である。フィルムカメラ時代はISOはフィルムごとに決まっていたが、デジタルカメラにつかわれているCMOSイメージセンサでは、その中に内蔵されてるフォトディテクタに印加する電圧を制御することにより感度を調整することができる。なお、ISO値と検出効率は比例する。ISO感度を上げるために高い電圧を印加するとノイズが発生してしまうため露光時間などとの組み合わせを工夫する必要がある。
今回用いているCanon D40はISO100からISO1600までに設定することができるが、ISO800を超えるとノイズが目立つようになる。
画角に関してはまだ複数のレンズを使い分けるときに書こうと思います。
以下今回の写真。
—
少し打率が上がってきたかな?